上手くいかない伝え方。 あなたはやっていませんか?

投稿日:2022/02/08

周囲の人

IT関係の会社に勤めていた頃。
所属する部署に2人の新人が配属されました。

Aくんは大人しく、自己主張の少ないタイプ
Bくんは活発で、ガンガン前へ出るタイプ


2人とも素直でやる気がありました。



部長からの指示で僕と同期が
それぞれ一人ずつ新人の指導をすることに。


私はBくんを、
同期はAくんを指導することになりました。

初めての新人指導ということもあり
私も同期も丁寧に指導をしていました。



半年が過ぎたあたりで
ちょっとした事がありました。


Aくんの作成した議事録について
同期が厳しく指摘していました。

「また誤字がたくさんあったよ。
 これで何回目?」

「確認したつもりだったんですけど。」

「ちゃんと確認しなさいっていつも言ってるでしょ。」

「すいません・・・」

「ちゃんとしてよ。
 他にも、この言葉はニュアンスが違ってて」

・・・

・・



同期が帰った後、Aくんに話を聞くと

「ちゃんとやりなさいって言われたのに
 ちゃんとできてない僕が悪いんです。」

と、しょんぼりしながら教えてくれました。


どうやらAくんは自分の作ったものへの
確認が甘いようで
小さなミスが減らない様子。

ミスが減らないため、
信用が低く他の仕事をさせてもらえない様でした。

一方、Bくんは初めのうちはミスが多かったものの
今では誤字脱字なく、
「わからない」と感じたところは質問してくれる。

安心して色々な仕事を任せています。

この二人、一体何が違ったのでしょうか?



それは、


「具体的な言葉」で指導を受けたかどうか、


です。



同期は「ちゃんとやるように。」と
指導していたのに対し、


私は「資料を作成したら、一度紙に印刷するんだよ。
少なくとも1時間以上経ってから、見直しをするんだよ。
その時は、他の人が作った資料だと思って
揚げ足を取るつもりで一字一句読むんだよ。」
と、Bくんの行動を指導しました。

「え?それだけ?」


もしかすると、
そう思われたかもしれません。


しかし、思っている以上に
具体的な言葉にすることで伝わるものがあるのです。



Aくんの「ちゃんと確認する。」
それは、パソコンで作った資料をじーっと眺めることでした。

何度も何度も
じーっと眺めて。

誤字に気が付くと打ち直し
同期へ提出していました。


ミスがなければ、この方法でも良いのかもしれませんが
ミスが続いているAくんには合わないのでしょう。



人の体は不思議なもので
目だけを使っているよりも、
手や口も使う方が高い能力を引き出せます。

印刷して、時間をおいて、
改めて確認することでミスが減っていきました。



具体的な言葉の方が伝わるというのは
子供と会話をしていると特に感じるのではないでしょうか。


机の上に子供のおもちゃが置きっぱなしになっている時。


「机をきれいにしてね。」


と伝えても
ティッシュを持ってきて机を拭いてくれたり、
おもちゃを机の上から床の上に移動させるだけだったり。


「机の上のおもちゃを
 おもちゃ箱にしまおうね。」
と伝えないと、思った通りには動いてくれなかったりします。

もしもあなたの周囲の人が
思った通りに行動してくれないと感じていたら



伝え方を具体的にすると
相手がその行動をとるようになります。



具体的にするときには、
2つの観点があります。

・動作
・環境


この観点から具体的にしてください。


「机をきれいにする」

『動作』の観点では、動作を伝えます。

「机の上のおもちゃをおもちゃ箱にしまう」

『環境』の観点では、どこの何かを伝えます。

「我が家のリビングテーブルにある机」
(目の前にないものの話をする場合
 特定することで勘違いを防げます)



具体的にすることで
あなたの思う通りの結果が返ってくるようになります。



自分のやって欲しい事と違う事を
周囲の人がするのを見るのは辛いですよね。

相手が「良かれ」と思っていると
分かっている時は特に。


具体的な言葉にすることで
何をすれば良いのかが明確になり
思う通りの現実が現れます。


お互いの意思疎通ができるという体験は
心地よく、お互いの信頼感が増していきます。



少しでも早く始める事で
周囲の人を頼れる素晴らしい人財にすることもできます。



是非活用してみてください。

ありがとうございます。

カテゴリー:NLP, イベント

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